2014年10月20日月曜日

ノルン水上・日本国群馬県

今回取り上げるスキー場は、日本国群馬県のノルン水上です。
オーナーは(株)クロスプロジェクトグループです。
運営は群馬スノーアライアンス(株)です。

バブル景気末期に開設された比較的新しいスキー場だそうです。
高速リフトで初級から上級まで楽しめる5コースを快適に滑走可能とのことです。

電車ならJR上越線水上駅、上牧駅、JR上越新幹線上毛高原駅から無料送迎バスが
毎日運行しています。
車なら首都圏から約100分、関越自動車道水上ICから約3kmで雪道走行もほぼ不要。
駐車場全日無料で、気軽なレジャー派にありがたいスキー場のようです。

日中は浅間山、赤城山、妙義山などの眺望を、夜間はナイター滑走を楽しめます。
特にナイターでパークを楽しめるのは良いですね!!
キッカーはもちろん、光るBOXなんてアイテムも設置されてるそうです。
う~ん!レジャー感が演出されてて、気分が高揚しそう!!

AKB48「恋するフォーチュンクッキー」に合わせて踊る企画は、既に別記事で紹介
しましたが、このノルン水上もやってるようですね。
レジャー感の演出として、アリなのかもしれません。
ノルンだけに、ノリも良いようです。町名も平仮名だし・・・・・・(´・ω・`)

尚オフシーズンには、ウォータージャンプで練習もできます。
単なる首都圏近郊のお気軽スキー場、と侮れない気配を感じます。

さて、ノルン水上、如何でしょう。
標高差約400m、最長滑走距離約2km、コース面積約28haです。

以前は第三セクターが経営していましたが破綻しました。
その事業譲渡を受け、ジェイ・マウンテンズ・グループ(株)系列の新会社が2006年に
設立しました。群馬スノーアライアンス(株)です。
その後2011年に群馬スノーアライアンス(株)は、(株)クロスプロジェクトグループに
買収されました。

新経営陣が打った、具体的経営改善策は主に2つ。

1つは、シャトルバスの運行ルートを駅とスキー場の直通から、水上温泉街経由の
ルートに変更したこと。
スキー客の滑走後の入浴と、温泉客のスキー場利用を促進しました。
集客効果覿面で、地元の温泉街の信頼を得たそうです。

もう1つは、圧雪車と降雪機を購入したことです。
高速道路IC至近の利便性と裏腹に、このエリアの他のスキー場に比べて降雪量が
少ないのですが、降雪機で雪を補充でき、開業期間が安定したそうです。
積雪量と斜面整備の質が向上すれば、スキー客の信頼も得られますよね。

改善策が具体的で結果を出した。新経営陣はアッパレです!!

そして、経営改善の模索は今も継続しているようです。
2014年のノーベル物理学賞が青色発光ダイオード(LED)を発明した3名の日本人
に贈られました。唐突ですよね・・・・・・

それがノルン水上と何の関係が?
東京新聞の記事を一部引用します。

<引用開始>
みなかみ町のノルン水上スキー場は、今シーズンから屋外のナイター照明を
すべて発光ダイオード(LED)にして、消費電力を70%削減する。
スキー業界としては全国で初めて中小企業庁の「省エネルギー事業者支援補助金」
制度を活用する。整備費用は約4000万円で、中小企業庁から3分の1の補助金が出る。
<引用終了>

白光するLEDランプは青色LED実現前に既存でした。
白光する方式を、青色LEDの発明は新たに追加しただけとも言えます。
ですが同じ白光でも、青色LED技術を使った方が遥かにエネルギーの効率も良く
ワット数比の照度(ルーメン値)が高いそうです。
要は省エネでコスト安。これをスキー場営業に活かすのは、ある意味当然ですね。

電気使用料の値上げ圧力は、日本国内共通の問題です。
使える補助金を使い、効率良く設備投資しようとする経営姿勢は評価できます。
スキー場運営コストの削減策は常に模索すべきですね。

2014-15シーズンは2014年12月18日から2015年3月29日まで営業予定とのこと。
約13万人の来場を見込んでいるそうです。

全景:ノルン水上

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2014年10月10日金曜日

ピリカスキー場・日本国北海道

今回取り上げるスキー場は、日本国北海道のピリカスキー場です。
オーナーは今金町です。

山頂では羊蹄山の遠景が素晴らしいとのこと。
北海道ですからパウダースノーも期待できそうです。
ナイター滑走も可能です。
初心者にやさしい20度以下の緩斜面が充実する一方で、30度の急斜面もあるので
上級者も楽しめそうですね!

温浴施設「クアプラザピリカ」が隣接し、滑走後の体を癒せるそうです。
いいですね~

さて、ピリカスキー場、如何でしょう。
標高差約277m、最長滑走距離約1.5km、コース面積約20haです。

2013-14シーズン迄は、第3セクターの(株)クアプラザピリカが運営してきました。
利用者減と設備老朽化の為、町は廃止方針でしたが、住民要望もあり運営の引継ぎ
先を探していました。

その結果、2014-15シーズンより4シーズン、(株)マックアースが運営します。
今金町としては、2018-19シーズン以降もマックアースが運営することを期待して
同社へのスキー場の売却、もしくは譲渡を視野に入れてるそうです。

まぁ、取り敢えず直近の4シーズンの結果ですね・・・・・・
その先を考えるのは気が早すぎのような(´・ω・`)

今金町・・・親戚が住んでいる町・・・
厳しい経営が予想されますが、踏ん張って欲しいです。

全景:ピリカスキー場

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2014年10月3日金曜日

ヤナバスノーパーク・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、ヤナバスノーパークです。
日本国長野県大町市に位置します。
オーナーは、(株)マックアースです。

今は閉鎖中の対岸の青木湖スキー場を、私は滑走した事があります。
マッタリとした良いゲレンデでした。
その印象から想像するに、このヤナバも間近の青木湖に滑りこむようなスキー場って
感じでしょうね。
但し、斜度と視覚的な間近さの違いで、より青木湖に滑りこむ感覚が強いかも・・・
あたかも飛び込むが如く・・・
大袈裟かな?!

さて、ヤナバスノーパーク、如何でしょう。
標高差約300m、最長滑走距離約1.5km、コース面積約20haです。

2012-13シーズンに(株)クロスプロジェクトグループが受託運営していたのですが
結局経営改善につながらず、翌2013-14シーズンは休業しました。
元オーナーの(株)ヤナバは2014年3月11日に長野地裁より民事再生手続き開始決定
を受けました。(´・ω・`)

う~ん、難しい地理的条件ですよね・・・
何しろ日本屈指のスキー場群がある白馬地区の小さなスキー場ですもの。
遠方から来た人は、普通五竜や八方に行きますよね。
白馬地区が好きな私ですら、ヤナバは未滑走ですもの。

マックアースの再建手腕やいかに?
東日本旅客鉄道の協力を得て、大糸線ヤナバスキー場前駅の利用促進策を
実現できたら、あるいは一発逆転も可能?!

スキー場の公式HPを見てみたら、簡素すぎ!!ゲレンデマップすら無い!!
1年間休業してたからなの??
営業中はもっと情報載ってたHPなの??
このHPは廃墟感プンプン感じます。
今すぐ更新すべきです。(´・ω・`)

ナイター特化のパークゲレンデとするようです。
妥当な戦略ですが、以前もそうゆう戦略だったように記憶してます。
じゃ、以前との違いは?
日中の営業は完全に止めるって事なのかな?
価格戦略は以前同様の低価格路線?
利用者は嬉しいけど、それで経営できるかどうか?

色々無責任に疑問は浮かびます・・・・・・
兎に角、地元のパーク好きの方々、応援してあげて!!ヽ( =´▽`=)ノ

ちなみにGoogle Earthの左下は、廃業した「やなばパラレルスキー場」です。
別のスキー場です。(〃^ー^〃)


さてさて・・・・・・追記すべき事項が・・・・・・
2015-16シーズンに、「HAKUBA VALLEY 共通シーズンパス」が発売されます。
お値段13万円はさて置き、この発表を観た時、私は「ヤナバが無い?!」と思いました。

この件、マックアース社長がブログでちょっと述べてます。
ブログの記述から、私の推測は以下の通りです。

「共通パスの利益は、購入者が何処で実際滑ったかで、配分する」
「パス購入者の志向は、マッタリとレジャーではなく、ガッツリと滑走」
「多数の共通パス購入者が、夜はヤナバで滑る」
「結果的にヤナバの利益配分率が高くなる」

他と営業時間帯が異なるヤナバを参加させると、利益配分に不公平が起こる訳ですね。
もし、この推測が正解なら、ヤナバが共通パスの対象外なのは、理解できます。
それでも、折角の「HAKUBA VALLEY 共通シーズンパス」なので、ちょっと残念ですが・・・

全景:ヤナバスノーパーク

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