2017年6月30日金曜日

万逹娯雪楽園・中華人民共和国黒竜江省

今回取り上げるスキー場は、万逹娯雪楽園です。
このブログ記事投稿日、つまり2017年6月30日開業の新規スキー場です。
簡体字表記は万逹娯雪楽园、英語表記はWanda Ski Parkです。
中華人民共和国黒竜江省哈爾浜(Harbin)に位置します。

オーナーは万达集团股份有限公司です。英語表記はWanda Groupです。
総額20億元を投資し、総面積80haの敷地に、総床面積90haの施設を建設する
総合リゾート開発プロジェクトです。
6つ星、5つ星等を含む9つのホテル、舞台劇場、ビジネス展示会場、映画館
ショッピングモール、スケートリンク等の施設を備えます。
で、そのシンボル的施設が、室内人工雪スキー場なのです。
世界最大の室内ゲレンデです。

万逹娯雪楽園Facebookのゲレンデマップを観察すると……
室内なのに、ゲレンデ最上部や中間部にレストハウスが在る……
(((;゚д゚)))何かスゲ~~~

上級者はパークが有るので、飽きずに楽しめるでしょう。
初級者でも楽しめる斜度の緩いベランダ状のコースも有ります。
子供や初心者用のゲレンデが独立しているのも、安全な設計です。
ミニボブスレー風のソリコースは……とても面白そう!!ヽ( =´▽`=)ノ
面白くなるように工夫された、良いコース設計だと思います。

万达集团のHP万逹娯雪楽園Facebookの記事の写真を一部紹介します。
施設イメージイラスト
施設建物と施設内部



さて、万逹娯雪楽園、如何でしょう。
スキー場は、最長滑走距離約500m、標高差約80m、面積約8haです。
全6コースで、スノーパーク常設という斜面構成です。
2基のペアリフト、3基のマジックカーペットを設置します。

Youtubeで万逹娯雪楽園の映像が観れます。
室内の明るさ、壁面の雪山イラスト、天井の圧迫感の少なさ……
それら動画に映る様子は、素晴らしい!!と、私は思います。

世界最大の室内ゲレンデとは言え、スキー場として見れば、当然狭いのですが
その窮屈さを顧客に感じさせない工夫だと思います。

ディズニーランドには、この様な工夫が満載です。
例えば……
○近景の暖色と遠景の寒色の対比
○2地点間の、高低差、うねり、目隠し、回り道、蛇行
○上層階程縮小率が高い寸法の建物外観
……等々。
これらの設計は、目の錯覚や遠近法を利用して、実際以上に敷地を広く感じさせ
建物を高く大きく見せる効果を狙っています。

実際以上の広さ、開放感を顧客に感じさせる視覚的工夫は、レジャー施設設計
の要です。
万达集团は、ディズニーを凌駕するレジャー企業を目指しています。
当然、抜かりなく、ディズニーやユニバーサルのノウハウを研究しています。

かつて日本に有ったザウスは、室内暗め、壁面暗い、天井低いという感じで
圧迫感の緩和の為に、視覚的観点での工夫を全くして無かったと思います。
結果、心象的に狭く暗く、レジャー感を演出できなかった。┓(;´_`)┏

スキー好きは滑れさえすれば良いのですが、一般客をレジャー感の乏しい
娯楽施設に繋ぎ止めるのは…………厳しいですよね!!m9( ゚д゚)

銭湯に富士の絵を描く日本人の感性や洒落っ気に通じる視覚的工夫……
本来レジャー施設の設計にこそ活かすべきだった筈……
今は亡きザウスについて、あゝしておけば、こうしておけばと論じるのも
まぁ、虚しい話ですが……( ̄□ ̄;)

2022年の冬季五輪開催に向けて、急激にスキー産業が発展する中国の様子は
かつて世界最大最先端の室内スキー場が有った島国の国民としては、羨ましい
かぎりですな……(´・ω・`)

全景:万逹娯雪楽園

拡大 斜面 公式 天気

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