2013年11月8日金曜日

ホワイトピアたかす・日本国岐阜県

今回取り上げるスキー場は、ホワイトピアたかすです。
日本国岐阜県に位置します。
オーナーは奥長良観光開発(株)、運営は子会社の(株)P・I・A・ネクサスです。

中部東海圏に在る、早期営業開始を実施し、高速道路のスマートICから近い
便利なスキー場です。駐車料金後払い時に、リフト券を添えて支払うと、次回
利用可能なリフト券を貰えるという、お得な制度があります。
私も何度もこの特典を利用しており、とても重宝しています。

安いスキーヤーズベッドがあるのも良いですね。但し、風呂は温泉では無く
時間制限付きなのは、大いに不満です。

ですが、このスキー場の良さは、何と言ってもゲレンデの面白さです。
滑走感を存分に味わえる整地、気軽に楽しめるパーク、よく整備された人工
モーグル、変化を楽しめる自然コブ、等々実に全方位にバランスが良い!

特に人工モーグルは、奥美濃のモーグルスキーヤーの本拠地といった風格で
W杯にも参戦している四方元幾選手のホームゲレンデです。
本気でモーグルを楽しむ人達と同じ場所で滑るのは、良い刺激になりますね。

岐阜新聞の記事では、コース脇の地形遊びを紹介しています。
コース脇にのり面が多く、地形的にジャンプなどのトリックがし易い為に特に
スノーボーダーから高い支持を集める、とのことです。

が、この記事について私は疑問です。特筆する程地形遊びのポイントが多い
という印象が、私には無いです。
そもそもこのスキー場は、スノーボーダーよりスキーヤーに受けが良い印象
なのですが?ネットで評判を確認しても、私の印象と同じ傾向のようです。
ひょっとして、スノーボーダーを誘客したい提灯記事色が強い?
意地悪な見方を、ついしてしまいます。

さて、ホワイトピアたかす、如何でしょう。
標高差約355m、最長滑走距離約3km、コース面積約60haです。
閉鎖エリアがあるので、スキー場スペックの数字が異なるかもしれません。

以前はオープンしてた、パノラマウェイ下部が閉鎖されたのは残念です。
長いウェーブや終盤の急斜面など、スピードにのって滑走するとちょっと難しく
中級以上なら楽しいエリアでした。
このエリアにはスノーモービルパークもありました。騒音対策でセンターハウス
から離れたこのエリアに設置したのでしょうが、正直目立たなすぎでしたね。

もともとこのスキー場は、トーカイ開発と奥長良観光開発の2社が共同経営
していましたが、2008年にトーカイ開発の株式が奥長良観光開発に譲渡され
ました。

2013-14シーズンは、岐阜新聞の記事を引用すると……
オープンを9日早くし、営業終了時刻は1時間30分遅らせ午後6時までとする。
オープン当初は、人工造雪設備で作り上げた全長千メートルのコースで客を
迎える。祈願祭には地権者のほか、地元観光協会、市役所などから約30人
が出席。神事でゲレンデや周辺施設などをはらい清めた。
経営するP・I・A・ネクサス(同所)の谷口美徳社長(55)は今季の入り込み客数
について「昨季の11万6000人を超える13万人突破を目指したい」と話した。
……そうです。

営業時間の延長とは、利用者として嬉しいかぎりです。
但し、経営側は大変です。マックアースの奥美濃地域での勢力拡大に対する
危機感のあらわれだと思います。

規模的集客的メリットから、鷲ヶ岳スキー場と経営統合することを願っていた
事もありましたが、鷲ヶ岳スキー場がマックアース傘下になった今、その道は
絶たれました。
もちろん経営は別で提携だけして、スキー場を接続する手も有りますが……
う~ん、マックアースに飲み込まれそうで、ちょっと怖いかも……

私はマックアースに期待してます。
ですが、大好きなこのホワイトピアたかすについては、独自経営を守り抜いて
ユニークな特典などで、利用客に愛され続けてほしいと願っています。


……などと書いてたら、追記すべき事態が生じました。
2015-16シーズン、ホワイトピアと鷲ヶ岳の業務提携が発表されました。
双方のゲレンデを接続し、相互滑り込みが可能となります。
社長ブログの記事を一部引用します。

<引用開始>
鷲ヶ岳スキー場。お隣にはホワイトピアたかすスキー場があります。
鷲ヶ岳にはないクルージングバーンや尾根から何本もドロップできる
チャレンジングな急斜面を備える とても素敵なスキー場です。
オーロラ第3リフトの終点からは もうすぐ隣です。
昨年私、雪の壁を乗り越えて滑りにいきました。
うーん。この二つのスキー場どっちも滑れたら、、、 素直にそう思いました。
この度鷲ヶ岳スキー場とホワイトピアたかすスキー場さんは
関係各位の様々な協議とご理解をえて 高鷲地区の未来を見据え
業務提携をして相互乗り入れが実現する運びになりました!!
2スキー場併せたゲレンデ面積は110ha
白馬を除くフォッサマグナ以西のスキー場で この100haオーバーは
高鷲スノーパークとダイナランドが引っ付いたタカスダイナと
鷲ヶ岳とホワイトピアたかすさんがドッキングした仮称『WASHITOPIA』だけです。
これで様々なスキー場が群雄割拠する東海北陸地区は二大スキー場時代に突入します。
<引用終了>

これは、ホワイトピアが大好きな、我らスキー仲間にも、気になるニュースです。
友人に伝えると、早々彼から返信メールが来ました。一部引用します。

<引用開始>
さてさて、ホワイトピア情報を、どうもありがとう。
一般的には滑れるエリアが増えてうれしいという程度なんでしょうが、 我々のように
ディープな利用をしている者にとっては、いろいろと気になるところが多いな。
ピアとワッシーは、リフト料金や駐車場料金で、やり方が大きく違うからね。
夜間の利用状況は、コアな利用者は多くないので、あまり変わらないか とも思ったが、
駐車料金徴収方法が変わってくると、それも変わってくる可能性がある。
どちらにも行けるなら駐車料金がかからない方が良いから、 ピアが今のままを続けるなら、
ピア経由の人が増えて、夜間の利用にも 影響を与える可能性はある。
ワッシー(マックアース)と提携するなら、今のままの駐車料金徴収方法や 平日駐車料金を
払って1日券ゲットというやり方も、勝手には続けられない だろうし。
ゲレンデの雰囲気も、ピアの地味というか質実剛健なイメージに、 ワッシーのチャラい
イメージが加わるかも知れない。
まぁイメージ自体はいいとして、しかし、それがピアのモーグルにも手厚い経営方針に
悪影響を与えるようでは、これまた問題。
それぞれの今までのサービス、ファン層を大事に、ということは前提に あるんだろうけど、
しかし、駐車場料金、リフト料金というスキー場経営の根幹部分にも関わる問題だから、
そこらへん、ひっそりと方針転換しないとも 限らない。
フタを開けてみないとわからないことも多いですが、幻滅させられたら次はどうするか、
悩みどころですな。初滑りツアー、丸沼高原(群馬)にするか?(笑)
<引用終了>

概ね、私も彼の懸念と同じ感想です。
う~~~ん、業務提携の影響、とても気になります。


さてさて、追記します。
2015-16シーズンの私の2回目3回目の滑りは。ここホワイトピアを選択しました。
12月第4週です。2015-16シーズンは酷い暖冬ですね。昨年12月の奥美濃の豪雪が
嘘であったかのようです。ゲレンデはICS人工造雪のコースのみが滑走可能です。
鷲ヶ岳のICS雪も良いのですが、ここホワイトピアの雪質は更に良いです。
氷粒感は殆ど感じません。ほぼ自然な感覚で滑走出来ます。
地形の影響で、鷲ヶ岳よりも日照時間が少ないのも、雪質の面では有利です。

コース下地の土が出て、雪が剥がれてしまう部分も、鷲ヶ岳よりはマシです。
滑走距離が短く、ペアリフトのみの運行なので、その点は鷲ヶ岳に劣ります。
リフト待ちを整列させる誘導路も無く、行列は雑然としていて、ストレスです。

それでも、ここホワイトピアにはラインコブが有ります。
この時期、この暖冬でも、コブを滑走できるのは素晴らしい!!
私と友人にとって、ラインコブこそが、最高のご褒美なのです。

全景:ホワイトピアたかす

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