2014年6月12日木曜日

志賀高原スキー場・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、日本国長野県の志賀高原スキー場です。
志賀高原スキー場は、様々な規模の19のスキー場の総称です。
全84コースあり、その広大な規模は日本最大級です。

全てのスキー場を共通のリフト券で、滑走可能です。
滑走コースが分断している区間は、シャトルバスによる移動が可能です。

志賀高原には沢山の思い出があります。
子供の頃父が自慢気に語った志賀高原の土産話と写真が、私が志賀高原を認識した最初
の記憶です。
世の中にはやたら広くて、雪が多いスキー場があるらしい・・・・・・
行ってみたい・・・・・・
そう思ったのを憶えています。

そんな私もその後機会に恵まれ、志賀高原スキー場を大好きになりました。
大学の合宿、会社の同僚、学生時代からの友人・・・・・・
誰と行っても楽しいものです。ヽ(*´∀`*)ノ

下界と隔絶した雰囲気があり、志賀に行く事自体、一種の高揚感を生じます。
あちこち滑走し漫遊を楽しむ事が、このスキー場での、私の流儀です。

サンバレーは程よいコブ斜面が楽しいです。
練習に打って付けです。

丸池のコブは手強いです。出だしは荒れてる印象が有ります。
ナイターでカリカリの丸池Aを滑る友人を、宿の窓から見てるだけの夜もありました。
私は打ちのめされて、心折れたのでした。
因みに、丸池スキー場は本州初のリフト設置スキー場だそうです。
リフト乗り場付近の小屋?に、写真の展示が有った気がします。

高天ヶ原のコブは片斜面で曲者です。斜度は大した事無いのですが、ややラインが寄れて
いる気がします。

ジャイアントでスピードに乗れるかで、その日の調子を測ります。
猿を見るのも一興です。

ファミリーやダイヤモンドや渋峠で、基本の滑りを再確認します。
ショートターンを刻んでみたり、深くカービングターンしてみたり。

奥志賀、焼額で、ロングクルーズ感を堪能します。
オリンピックコースや最大斜度39度のエキスパートコースなど山頂から20コースが延びる
焼額山は、滑り応えがあります。

奥志賀は落ち着いた雰囲気のスキー専用ゲレンデです。
約3kmのダウンヒル滑降は、手頃な斜度と良好な整備で気持ち良いです。

常設リフトが架線されているスキー場として日本最高、標高2305mの横手山
その山頂に向かうリフトは特別です。
搭乗中に、登り勾配を堪能しつつ、何故か気分が高揚します。
「遥々来たなぁ~」という感慨かな?それとも某映画の影響?
知らなかったのですが、横手エリアには、ヘリスキーやツアースキーの企画も有るようです。

熊の湯・・・ん?何を思って滑ってる事が多かったっけ?
マッタリした気分の事が多いかな。山頂から見える、ポッコリした山の風景が和みます。
因みに、熊の湯はスキー専用ゲレンデです。

例年11月後半より順次オープンし、5月中旬頃迄営業しています。
とは言っても、4月になれば、たとえ積雪が十分でも平日は運休しているリフトが多いです。

以前は、ハイシーズンに連泊で志賀高原に行く習慣がありました。
私と友人が泊まるのは安宿ばかりでした。
サンバレー、丸池、一ノ瀬、熊の湯と、あっちこっち都度宿を変えていました。
そこそこ良い宿もありましたが、馴染みにしたい宿には、当たりませんでした。

中にはかなり粗末な食事の宿もあり、よい社会勉強になりました。
斑尾や栂池でも、同様に粗末な食事の宿を経験した事があります。
私個人の経験による印象としては、スキーバブルの時代に客が押し寄せて名を馳せた有名
スキー場近辺で、いわゆる地雷宿に遭遇する危険性が高い傾向が有ると思います。

近年の私は、生活環境の変化の為、4月の平日連泊で友人と遠出のスキー旅行を計画します。
志賀高原にも行きたいのですが、リフト運休が多く、選択肢から外れます。
なので、志賀高原に行く事が無くなって久しいです。残念です。

さて、志賀高原スキー場、如何でしょう。
スキー場は最長滑走距離約6km、標高差約980m、コース面積約425haです。

焼額・奥志賀地域が約121ha、中央地域が約173ha、渋峠・横手山・熊の湯地域が約131haです。
標高差980mは、横手山山頂とブナ平下部を基点にした数値です。
一気に滑走出来る訳ではありません。
寺小屋~東館山~発哺ブナ平の標高差730mが、実質的な最大標高差です。
まぁ、一気に滑降する爽快感より、漫遊を楽しむ感じのコース取りだと思います。

1989年ワールドカップのアルペンスキー大回転の競技会場となり、1998年長野冬季五輪では
アルペンスキー大回転・回転、及びスノーボード大回転の競技会場となりました。
広大なスキー場なのに、高速系競技が未開催なのは、このスキー場の特徴の現れと言えます。

一方で修学旅行・スキー教室の団体客にとって、広大なスキー場は打って付けです。
志賀高原の営業を支える、主要客層でもあります。
修学旅行生等を対象とした「学校授業券」、学生や社会人の団体を対象とした「学生合宿券」
や「社会人合宿券」が有ります。

横手、熊の湯、奥志賀などの最下部の超緩斜面は、私には余計です。
ですが、特に初心者の団体客には、貴重なスペースなのでしょう。

オーナーとして、6つの企業が経営しています。
志賀高原リゾート開発(株)、(株)プリンスホテル、(株)奥志賀高原リゾート、横手山リフト(株)
熊の湯リフト(株)、(有)木戸池温泉ホテルです。
これら企業を会員とする、志賀高原索道協会が運営の実質的主体です。

この6社に集約されるまで、複雑な統廃合を経てきました。

2007年、横手山リフト(株)がフォーイースター渋峠を統合しました。
横手山山頂付近の一部を除きスノーボードの滑走が解禁されました。

志賀山リフト(株)は、2009年12月1日付で索道事業を志賀高原リゾート開発(株)に事業譲渡
しました。

譲渡を受け経営を継続する志賀高原リゾート開発(株)も、元はリフト会社5社が統合した
会社でした。

《志賀高原リゾート開発(株)に統合した索道会社》
統合時期
統合前会社
運営スキー場
2008






志賀高原観光開発
高天ヶ原、一ノ瀬、タンネ、前山
志賀高原ロープウェー
一ノ瀬ダイヤモンド
蓮池リフト
蓮池
長野電鉄
丸池
法坂スキーリフト
サンバレー
2009

志賀山リフト

寺小屋、東舘山、西舘山、発哺温泉、
ブナ平、ジャイアント

2009年以降、前山スキー場は冬季休業しています。
前山はバス待ちの時間潰しに、調度良いゲレンデだったので残念です。
スピードに乗れて、斜度も適度でした。

笠岳スキー場の、笠越スキーリフト(株)は2011年4月経営破綻しました。
まったりしたゲレンデでした。

更に遡れば、石の湯スキー場というスキー場も嘗て存在したようです。
う~ん、ゲレンデ閉鎖は、やはり寂しい~


さて・・・・・・
少し苦言を述べます。(´・_・`)

運営の実質的主体である志賀高原索道協会の体質が、問題になりました。
2014年2月、公正取引委員会は,志賀高原索道協会に対し,独占禁止法の定める規定
に反するとの警告を発しました。
独占禁止法第8条第1号「事業者団体による一定の取引分野における競争の実質的制限
の禁止」の規定に違反とのことです。

《公取委警告の3つの要点》
1
特定会員のリフトでのみ利用できる乗車券(自社券)発券に、協会の承諾が必要
2自社券(1回券、学校授業券等)の販売する料金を協会が決定
3

自社券(平日自社エリア券又は自社エリア券)は、旅行業者等が販売する企画
商品としての販売のみを認め、自社券のみの販売を禁止
「平日自社エリア券」とは,平日のみ利用可能な宿泊客を対象としたリフト券です。
「自社エリア券」は,利用期間や宿泊の有無の制限の無いリフト券です。

つまり志賀高原索道協会が、各スキー場のリフト券の販売競争を阻害している訳です。
状況的に、疑惑は真っ黒です。

この件、ネット掲示板で多少話題になった程度です。
地元の新聞も大きく報じてませんし、続報や検証記事も今のところ無いです。
当事者も、志賀高原以外のスキー業界関係者も、この件に積極的に言及していません。

利用客の私としては
「どこも同じ穴の狢」なんだろ・・・・・・
「触らぬ神に祟り無し」なんだろ・・・・・・
という感想です。
やれやれ・・・・・・
残念ですね。

私自身は連泊で漫遊滑走派なのであまり気にした事は無いのですが、流石に一日で
横手熊の湯エリアとそれ以外を滑るような、忙しい行動は御免です。
そう考えると、妥当な価格のエリア券に対する需要は、大きいと思います。

そして懸念されるのが、訪日外国人に対する、誘客策の弱さです。
近年日本国内の他のスキー場が海外のスキーヤーに話題になり、外国人客の増加が
目覚ましいのに比べて、志賀高原の評判はイマイチです。

52基のリフトやゴンドラを運行する規模は、日本国外に目を転ずれば決して大規模では
ありません。この程度の規模はザラなようです。
索道の数だけ見ればそこそこ凄いけど効率良い配置や長さでは無い、と外国人客
に思われてそうなんですよね。
規模だけでは、外国人客は振り向いてくれません。

さてさて・・・・・・
志賀高原は、1980年代後半から1990年代前半にかけての”スキーブームの象徴
と言えるスキー場です。
時代を象徴する映画『私をスキーに連れてって』の舞台です。


当時のキラメキは素晴らしく。その栄光を誇り、懐かしみ、大事にする。
それはそれで、良いです。
ですが、新しい手もどんどん打つべきです。

GPSログの活用環境は、個人にも身近になったので、有り難みは薄れましたが
ski line もその一つの試みですね。良いと思います。

新規サービスとして、例えば、自動撮影なんか、実現出来ませんかね?
私個人は、凄く欲しいサービスです。

ジャイアントの野猿、なんとかアピール出来ないですかね?
猿用の露天温泉作って目玉にしたら、外国人客に受けそうですが。
わざわざ地獄谷野猿公苑に行くより、スキーついでに観察出来て、気楽です。
どうでしょう?地域間利害が対立して、駄目ですかね?
野猿の群れが、地獄谷と別のグループなら、生態系的にも、観光的にも、無問題だと
思うのですが。

いよいよ北陸新幹線が延伸します。
新幹線飯山駅と志賀高原等のスキー場を結ぶバス路線を新設するそうです。
北陸新幹線延伸がこの地域の観光地の再評価のキッカケになれば良いですね。

「日本を代表するスキー場」
志賀高原を修飾するフレーズです。

でも・・・・・・果たして本当にそうでしょうか?(´・ω・`)
実は今や、特定の世代のスキーヤーと、スキー場関係者だけの認識では!?
スノーボーダーにとって、若い世代にとって、外国人にとって・・・・・・
志賀高原が「日本を代表するスキー場」との認識は皆無だと、私は思います。

それでも私は、志賀高原には、「日本を代表するスキー場」であって欲しい。
志賀高原の健全な経営と、人気の復活を期待します。ヽ( =´▽`=)ノ


さて、追記します。
利用客に直に影響する、重大な営業方針の変更がありました。

熊の湯と奥志賀は長らくスキー専用ゲレンデでしたが、2015-16シーズンよりスノーボードが
解禁されます。

先ず、熊の湯ホテルのブログ記事を紹介します。

<引用開始>
さて、本ブログでも色々なご意見を頂戴し、実際ここ数年経営陣の間でも検討と議論を重ねて
まいりました熊の湯スキー場のスノーボーダー受け入れにつきまして。 来る2015-2016年
シーズンより、正式にスノーボーダーの受け入れを開始する旨、ご報告させて頂きます。
今後はスキーヤーのみならず、ボーダーの方々にも楽しんで頂けるゲレンデ造りに邁進して
いきたいと思っております。 何とぞ、ご理解とご協力を、お願いいたします。
これからも”愛される熊の湯“をモットーに、スタッフ一同全力で取り組んでいきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
<引用終了>

次に、奥志賀高原スキー場のFacebook記事を紹介します。

<引用開始>
スノーボード開放のお知らせ
開業当初よりスキーオンリーで営業してまいりましたが、昨今スノーボーダーの方々よりぜひ
奥志賀の雪を滑らせて欲しいとの声が大変多くなってきました。
この度、2015-16シーズンよりスノーボードも楽しめるスキー場としてオープンさせていただきます。
今後も皆様に奥志賀の雪を満喫いただけるスキー場作りを努めてまいりますのでぜひ
今シーズンも奥志賀高原ゲレンデをお楽しみください。
<引用終了>

スキーヤーの私は、この解禁を歓迎しません。
ですが、経営者の決断は、尊重されるべきです。
ボード解禁による既存スキーヤーの志賀高原離れと、新規ボーダーの来場効果のどちらが
上回るのか、注目です。

全景:志賀高原スキー場

拡大 斜面[志賀高原リゾート] 斜面[プリンススノーリゾート] 
斜面[横手山リフト株式会社] 斜面[熊の湯スキー場]
公式[観光協会] 公式[索道協会]
天気[一の瀬] 天気[焼額山] 天気[横手山]


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